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骨盤臓器脱

疾患の特徴

「骨盤臓器脱(性器脱)」とは
次のような症状の経験はありませんか?

  • 股の間にピンポン玉のようなものが触れたり
  • 歩くときに何か股にはさまったような感じがする
  • 重いものを持って歩くと何かが出てくる

女性特有の骨盤臓器脱(性器脱)の症状かもしれません。
女性の骨盤の底には、子どもを生むために産道という大きな穴が空いています。
この穴をふさぐようにして骨盤底筋群という筋肉がハンモック状に張られていて、骨盤内の臓器(膀胱、子宮、直腸)が落ちないように支えています。
出産や加齢、肥満によって骨盤底筋群が傷ついたり緩むと、尿や便が漏れ(排尿・排便障害)、さらに、支えを失った骨盤内臓器が産道、つまり膣をめがけて落ちてくることがあります。これが子宮脱などの骨盤臓器脱(性器脱)です。
(頻度)
経膣分娩を経験した女性の約3割程度が罹患する疾患
米国女性の11%が80歳までに骨盤臓器脱または尿失禁の手術を行う
(原因)
経腟分娩
骨盤底筋張力低下
肥満、慢性の便秘や慢性の咳
(合併症)
排尿困難・尿漏れ等
(検査)
腹部、外陰部診察(台上診)
尿流量測定、検尿、エコー(残尿測定)
膀胱尿道造影検査
(治療)
骨盤底筋体操
薬物療法(漢方薬など)
リングペッサリー
TVMメッシュ手術
腹腔鏡下仙骨腟固定術
などがあります。

主な症状

次のような症状がみられます。

  • 股の間にピンポン玉のようなものが触れたり
  • 歩くときに何か股にはさまったような感じがする
  • 重いものを持って歩くと何かが出てくる
治療法について
治療法について

女性の骨盤の底には、子どもを生むために産道という大きな穴が空いています。この穴をふさぐようにして骨盤底筋群という筋肉がハンモック状に張られていて、骨盤内の臓器(膀胱、子宮、直腸)が落ちないように支えています。
出産や加齢によって骨盤底筋群が緩むと、尿や便が漏れ(排尿・排便障害)、さらに、支えを失った骨盤内臓器が産道、つまり膣をめがけて落ちてくることがあります。これが子宮脱などの骨盤臓器脱(性器脱)です。
<頻度>経膣分娩を経験した女性の約3割程度
<検査>超音波検査(残尿測定)、台上診察、検尿、膀胱造影検査を外来で行います。
<治療>骨盤底筋体操・薬物療法などの保存的治療、手術(尿道スリング手術・腹腔鏡下仙骨腟固定術)などがあります。

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