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腎センター

日本腎臓学会認定教育施設、日本透析医学会認定施設として腎炎から腎不全にいたるまで腎疾患に関することは、すべて診療しています。

「腎センター」では、腎炎、ネフローゼ症候群の精査(腎生検を含めて)・加療を行い、保存期慢性腎不全の食事療法、内服加療、腎代替療法選択(血液透析、腹膜透析、腎移植)を行っています。また、透析導入期の加療、維持透析期の合併症加療、ブラッドアクセス手術を積極的に行っています。

診療方針

日本腎臓学会、日本透析医学会より指導施設の認定を受けており、ガイドラインに準じた診療を行っています。一般の腎臓内科外来以外にもCAPD(腹膜透析)外来、腎移植外来を行っています。腎センター透析室には56台のコンソールを備え、血液透析~血液ろ過透析まで適宜施行しています。お仕事をされている患者を対象に夜間透析(仕事が終わってから入室)も行っています。また、病態によってはアフェレーシス療法(血漿交換療法、エンドトキシン吸着療法、LDL吸着療法(レオカーナ含む)、顆粒球吸着療法など)も施行します。

健診にて蛋白尿や腎機能障害(慢性腎臓病疑い)を指摘されたら、かかりつけの先生と相談して受診してください。透析中の合併症(血圧低下、ブラッドアクセス不良など)にお困りの場合は、主治医の先生と相談して受診してください。

診療内容

腎生検

蛋白尿、血尿が持続している場合、原因不明の腎機能低下がある場合などに行います。エコー下で行いますが、出血のリスクなどがあり1週間程度の入院が必要です。腎生検の結果で、腎炎(例:IgA腎症、膜性腎症、半月体形成性腎炎など)の診断がつけば、各疾患に対応した治療を行います。

腎代替療法選択

各種の疾患で腎機能が悪化し、慢性腎臓病のステージが進行してきた場合、現在の医療では進行を止めることはできません。少しでも悪化を遅くする治療を継続しながら、今後の腎不全ライフについて考える時期がやってきます。各種の腎代替療法(血液透析、腹膜透析(CAPD)、腎移植)について情報を共有し、今後の治療選択を相談する場です。

ブラッドアクセス手術

血液透析療法を行う場合、ブラッドアクセスが必要です。通常は内シャントといわれる自己血管動静脈廔が一般的です。自己血管のない方や心機能低下例には、それぞれ人工血管内シャント、上腕動脈表在化などが行われます。最近は、ご高齢な方などに透析用長期留置型カテーテル植え込みなども行われています。また、内シャントの狭窄や閉塞があり、ブラッドアクセス不全の診断でご紹介いただく症例も多く、適応があれば経皮的血管拡張術(シャントPTA)も積極的に行っています。当院では、年間約400例の手術を行っています。

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