診療科・部門

薬剤部

基本情報
採用情報

概要・特色

薬物治療のスペシャリストが治療を向上し、最良の医療サービスで地域の医療に貢献します。

薬剤部では、調剤業務や患者さんへの服薬指導に加え、医薬品管理、最新情報の収集と提供、病棟業務、がん化学療法など、様々な業務に取り組んでいます。
また、医療の多様なニーズに対応するため、薬の専門家として薬物療法に積極的に介入し治療の質的向上に務めています。

またチーム医療にも積極的に参加し、他の医療従事者との連携を深め、協働しながら業務を行っています。薬剤師としての職能を生かしながら、患者さんへの最良の医療サービス提供に取り組んでいます。

薬剤部の情報

当院所属薬剤師の認定等の取得状況は以下の通りです(2024.9)。
日病薬病院薬学認定薬剤師、日病薬認定指導薬剤師、認定実務実習指導薬剤師、研修センター研修認定薬剤師、がん薬物療法認定薬剤師、外来がん治療専門薬剤師(2名)、緩和薬物療法認定薬剤師、抗菌化学療法認定薬剤師、NST専門療法士(3名)、日本糖尿病療養指導士(3名)、宮崎県糖尿病療養指導士、腎臓病療養指導士、Infection Control Doctor(ICD)

宮崎県病院薬剤師奨学金返還支援制度

当院 薬剤部は、宮崎県病院薬剤師奨学金返還支援制度対象施設です。一定期間就業した場合に、奨学金の返還を支援する制度です。就職を希望されている方(新卒の方、既卒の方)は、ぜひご活用ください。 詳細につきましては、下記よりご確認ください。

学生の方へ

当院は、薬学生実務実習受入施設です。薬学部6年生を対象に、下記のカリキュラムで実習を実施します。また、新規に入職した方の教育研修も実施しています。

【実施内容】

  • 6年生学生実務実習
    11週のカリキュラムに加え、手術室や透析室など、普段見られない場所の見学も行っています。
  • 教育研修
    新人の研修は6ヶ月を目安に、知識や手技、システムの理解を網羅します。先輩薬剤師と、項目をチェックしながら行います。

業務内容

調剤業務

【内服・外用調剤】

入院患者と一部外来患者のお薬を、医師の処方箋に基づいて用法・用量、相互作用、検査値などの情報から患者さまの状態に適切な内容か判断し、調剤しています。また、必要に応じて医師への問い合わせや処方提案を行っています。一部入院患者様のお薬は、一包化し配薬カートにセットして払い出しています。

【注射調剤】

医師の注射処方箋に基づいて投与量や投与経路、投与速度、配合変化を確認した後、患者さま一人分ずつ注射カートにセットして病棟に払い出しています。

病棟業務

当院では、各病棟(一般病棟、精神科病棟)に薬剤師を配置し、病棟業務を行っています。薬物療法を受けている入院患者に対し、薬学的管理(持参薬の確認、処方内容、副作用の状況の把握、服薬指導等)を行っています。

医師、看護師等様々な医療スタッフと協働する場面も増えています。医療安全の確保に万全を期す観点から、薬剤の専門家として各医療スタッフからの相談に応じ、必要であれば処方提案も行います。また医療スタッフ向けにインスリンなどのリスクの高い医薬品や新規の薬物治療についての勉強会を企画、実施しています。また最近では病棟で実施されるカンファレンス(服薬管理カンファレンス、退院前の多職種連携カンファレンスなど)にも積極的に参加しています。

チーム医療

チーム医療に積極的に参画し、様々な領域で薬剤師としての職能を発揮します。
各種認定・専門を取得した薬剤師が、チーム医療の一員として専門性を発揮しています。当院では栄養サポートチーム(NST)、感染対策チーム(ICT)、緩和ケアチーム、化学療法検討委員会、糖尿病教室、クリニカルパス委員会などに薬剤師が参画しています。

薬剤師外来

薬剤師外来では、抗がん薬治療を行っている患者さまやご家族を対象に、専門的な知識を持つ薬剤師が、がん治療のサポートをおこなっています。

抗がん薬治療開始前には個室での薬剤説明、診察の待ち時間を利用して体調を伺い医師への情報提供や処方提案、電話による相談など、安心して最適な抗がん薬治療が継続できるように支援しています。患者さまに寄り添うよう心がけ、医師や看護師、保険薬局薬剤師と連携してより良い治療提供に努めています。

無菌調製業務

無菌調製業務では、食事がとれない患者さんへの栄養補給を目的としたTPN(中心静脈栄養法)を実施するために、高カロリー輸液をクリーンベンチ内で無菌的に調製しています。クリーンベンチで調製することで、輸液を介したカテーテル感染のリスクを減らすことに努めています。

抗がん剤注射薬調製業務では、治療を受けられる患者さんの注射薬の処方内容や投与スケジュールの監査を薬剤師が行い、安全かつ適正な薬物治療を提供しています。調製は安全キャビネット、閉鎖式器具を使用し、無菌性と調製者の安全性が担保されています。

医薬品情報管理

医薬品情報管理室(DI室)を設け、医薬品に関する情報の集積・医療スタッフへの情報提供を担当者が行っています。
医師が薬を処方する際に使用する電子カルテシステムへの薬剤の情報の登録・管理や、調剤業務に使用されるシステムの管理なども行っています。
医薬品の採用などの審議を行う薬事審議会の情報は医薬品情報管理室から発信しています。

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