ご挨拶
地域の“活きる”を創造し
社会に誇れる同心会になる
理事長 古賀倫太郎
トータルヘルスケアで地域の“活きる”を創造し社会に誇れる同心会になる
1946年同心会は宮崎市本郷南方に開設した診療所として始まりました。創設者である初代理事長は“THE MOST IMPORTANT PERSON IN THIS HOSPITAL IS THE PATIENT(この病院で最も大切な人は患者さんです)”の信念の下、地域に多くの患者さんを診ることのできる総合病院を、との思いで当時医師の少なかった宮崎に人を集めるために奔走したと聞いています。その後、二代目は医療だけでなく、介護、福祉、教育と事業を拡大し、地域の皆様に切れ目のない、シームレスでタイムレスな医療・介護・福祉サービスを提供できるよう努めてまいりました。2019年に三代目として私が事業を引き継がせて頂き、「トータルヘルスケアで地域の“活きる”を創造し社会に誇れる同心会になる」を法人全体のビジョンとし、病院のビジョンを「地域の“活きる”を創造し、社会に誇れる思いやりのある病院になる」としました。
「地域の“活きる”を創造する」とは、患者さんや利用者さんの病を治し活きることはもちろんのこと、イキイキと活きる、元気に活きる、その人らしく活きること、またさらにはそこで働く人々が活き活きと働く、人財を活かす、職業人として活躍する、地域に活きる環境を提供する、地域を活性化するなど様々な“活きる”を包含しており、“活きる”を創造することを悦びとする同心会でありたいという思いを込めました。
今の社会はCovid-19パンデミックという未曽有の危機に象徴されるようにVUCA時代の社会です。新興感染症だけでなく、少子高齢多死社会や疾病構造の変化、生産年齢人口の減少や働き方改革、覇権主義から来る世界情勢の悪化など、目まぐるしく変化し、先の見通せない、曖昧で複雑で、さらには多様化した価値観を認め合い、活かしていくダイバシティとインクルージョンの時代でもあります。同心会はこの社会のニーズに応えるためにこれからも変化・進化を続け、現状維持は後退の一歩、変化を恐れずむしろ楽しめる組織、変化を自律的主体的に起こせる組織を目指して、皆様の“活きる”に貢献して参りたいと思います。
院長 石川 哲憲
2024年4月より古賀総合病院院長に就任いたしました石川哲憲です。私は宮崎県日南市の出身で、平成2年に宮崎医科大学第1内科に入局し、一般内科を研修後、循環器内科を専門として修練してまいりました。2023年4月より古賀総合病院内科に入職させていただき、副院長として病院内の様々な部署に接する機会を与えていただきましたが、新型コロナ感染症に対する対応も含め、職員一丸となって機能的かつ責任ある医療が提供されていると実感いたしました。私のモットーは“仕事を楽しく”です。多忙な勤務の中でも、仕事にやりがいと楽しさを見出し、皆でその楽しさを共有できるようにしたいと考えています。
さて、古賀総合病院は全27科の診療科で構成され、宮崎市北西部を中心とした医療圏の地域医療を担っております。当院は地域医療支援病院として承認されており、また周産期医療、救急医療およびへき地医療に対する貢献を認められて社会医療法人の認定も受けています。地域の患者様や病院・診療所及び医療施設のニーズに応えられるよう、幅広くかつ専門性の高い医療および救急体制の充実を計っています。医療機器では最先端のCT,MRI,RI,血管造影装置を有し、放射線治療(ライナック)設備も備えています。当院はまた、初期臨床研修医の基幹型施設でもあり、毎年2~3名の初期研修医を迎え、宮崎大学医学部等からの初期研修医のローテーションも受け入れています。更に専攻医も宮崎大学医学部、三井記念病院、国立国際医療研究センター病院、虎の門病院等より受け入れており、医師の教育・人材育成にも力を入れています。
当院のビジョンは「地域の“活きる”を創造し、社会に誇れる思いやりのある病院になる」です。このビジョンを達成するためには病院の中心を患者様と病院を支える人々に置き、公正で質が高く効率の良い医療・サービスを提供し続けることが肝要となります。患者様一人一人の命を守り健康の回復に努め、地域の人々が安心して活き活きと活躍できるような社会が創造できれば、それが我々医療従事者の活きる喜びにつながると信じています。
これからも成長を続け、地域のみなさまのお役に立てるよう努力してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。