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周産期母子医療センター

「地域周産期母子医療センター」は産科及び新生児科を備え、周産期における比較的高度な医療行為を行う医療施設のことです。

地域周産期母子医療センターでは5人の産婦人科医師が、診療にあたっています。正常妊娠の管理から、ハイリスクな合併症妊娠の管理、病的新生児の管理などを幅広く行っています。夜間も常に産婦人科医が院内に待機し、24時間体制で分娩や救急搬送にも対応しています。

診療方針

地域周産期母子医療センターでは、糖代謝異常(妊娠糖尿病や2型糖尿病など)や甲状腺疾患(バセドウ病や橋本病など)、精神疾患(うつ病や統合失調症など)などのハイリスクな合併症妊娠に対して、安全な分娩ができるように他科と緊密な連携を取り周産期管理を行っています。また正常に経過している妊婦さんについてはセミオープンシステムを採用しており、連携施設との共同診療を行っています。また当院にはアドバンス助産師が11名在籍しており、きめの細かい保健指導や助産ケアを提供することが大きな特徴です。

総合病院の特色を生かし、特にリスクのない妊婦さんから、合併症をお持ちの患者様まですべての妊婦さんが安心して妊娠・出産そして赤ちゃんの治療が受けられる環境づくりに努めていきます。安心してご来院ください

診療内容

合併症のない妊婦さんの対応

当院は合併症のない健康な妊婦さんの妊婦健診は連携施設との共同診療(セミオープンシステム)を行っています。妊娠20週(胎児に異常がないか超音波で確認します)、妊娠35週(胎児に感染するB群溶連菌のスクリーニング検査を行います)、妊娠40週(出産予定日)、それ以降は当院で妊婦健診を行います。出産を終えた場合、産後の健診は母児の状況により、当院で行うかもしくは連携施設で行うかが決まります。正常な妊婦さんであっても、妊娠期間中に妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群など、ハイリスク妊娠と判断される場合があります。その際は当院での健診へ変更することとなります。

ハイリスク妊婦さんへの対応

ハイリスク妊娠とは以下のようなものになります。早産、前期破水、多胎妊娠、前置胎盤、妊娠高血圧症候群、糖尿病や妊娠糖尿病、その他の内科合併症(喘息、甲状腺疾患、慢性腎炎、膠原病など)、40歳を超える高年妊娠、高度肥満などがハイリスク妊娠に含まれます。妊娠をきっかけに発症するものや、妊娠前からの基礎疾患が妊娠自体に悪い影響を与えることもあります。当院は総合病院であり、各分野における専門医に時には相談し、病態を適切に判断しながら妊娠管理を行ってまいります。

病的新生児の対応

当院NICU(新生児集中治療室)で取り扱う主な疾患は在胎34週以上、出生体重1500g以上の早産児、低出生体重児、呼吸障害、低血糖、黄疸などの疾患になります。より早産の赤ちゃんや外科的処置(心臓や消化管の手術など)が必要な赤ちゃんなどは宮崎大学総合周産期母子医療センターなど連携体制のとれた施設へのご紹介となります。

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