質安全管理部
概要・特色
質安全管理部は、TQM推進室、感染制御室、医療安全管理室で構成され、病院の理念の実現に向けて、日々行われている病院業務の質・安全の管理および向上を促進する取り組みを行っています。
業務内容
TQM推進室は、2002年にISO9001を導入した際に設置されました。現在は、病院の質の向上のため、QMS(Quality Management System:質マネジメントシステム)活動に努めており、TQM推進室はその活動の推進を担っています。
TQM(Total Quality Management)とは
全ての部門・職員の参加と協力が必要であり組織全体で、医療・サービスの質を継続的に向上させ、利用者、患者および家族の要求に合ったサービスを提供する為におこなう活動です。
主な業務内容
- 方針管理業務
- 文書管理業務
- モニタリング関連業務
- 内部監査関連業務
- 品質管理委員会関連業務
- TQM推進会議関連業務
- TQM・QMSに関する推進・教育
- 外部審査対応・調整
- QMS-H研究会関連活動
感染制御室は、本院における医療関連感染防止、感染対策推進、抗菌薬適正使用推進および感染症診療支援を目的とし、患者さんに安全でよりよい医療を提供するために、また医療スタッフを感染から守るために院内・外の関連する部署と組織横断的な活動を行っています。実践チームとして感染制御室を中心とした感染予防対策チーム(ICT)と抗菌薬適正使用支援チーム(AST)を設置しています。
代表的な活動
- 各部署における感染防止対策の遵守状況の評価と向上を図るため、週1回の院内巡視を行い現状の歯秋と改善が必要な場合は関係者への助言、指導を行っています。
- 感染症発生状況、届出抗菌薬の使用状況、各部署の問題点を共有するとともに、改善のための感染制御委員会、ICS会議を開催しています。
- 薬剤耐性菌、血管留置カテーテル関連血流感染・カテーテル関連尿路感染・手術部位感染・手指衛生などのサーベイランスを行い、感染率低減に向けた活動計画の立案と実践を行っています。
- 抗菌薬適正使用を推進するため、ASTラウンドを行い、必要に応じて関係者への助言を行っています。
- 地域医療支援病院として、近隣の医療機関や施設への抗抗菌薬適正使用や感染対策についての相談と支援を行っています。
《相談窓口》
県内医療機関の感染対策支援として、相談を受け付けております。
気軽に下記の電話番号にご連絡ください。
- 院内感染対策に関すること
- 抗菌薬適正使用に関すること など
tel. 0985-39-8888(代表)感染制御室宛
医療安全管理室は、当院の医療安全の指針「職員の個人レベルでの事故防止対策と、組織的な事故防止対策の二つの対策を推し進めることによって、医療事故を未然に防ぎ、患者さんや利用者が安心して医療サービスを受けられる環境を整えること」にもとづき、医療安全推進に取り組んでいます。提供した医療サービスに問題が生じた場合、適切な対応が講じられる体制の整備に努めています。また、医療安全対策地域連携加算1を登録し、他病院と協働で地域の医療安全の向上に努めています。
医療安全管理室の人員は、医療安全管理室室長の医師、専従リスクマネージャー、専任リスクマネージャー、医薬品安全管理者、医療機器安全管理者、医療放射線安全管理者で構成されています。
主な業務内容
- 年間業務計画の実施
- 報告(インシデントレポート)と医療安全管理システムに関する業務
- 医療安全に関わる委員会・カンファレンスに関する業務
- 医療安全研修・教育に関する業務
- 医療安全ラウンドの実施と備品の管理
- 事故発生時の対応業務(医療事故調査制度を含む)
- 災害発生時の対応
- 医療機器の安全管理体制に関する業務
- 医薬品の安全管理体制に関する業務
- 医療放射線の安全管理体制に関する業務
- 患者・職員相談窓口に関する業務