病気ガイド
診療科・部門
膀胱がん、血尿
疾患の特徴
おしっこは、健康状態や生活環境によって日々変化しています。目でみてわかる変化もあれば、検査しないとわからない変化もあります。健康診断や検診では必ず尿検査を行い、蛋白尿や尿糖、尿潜血などを検査します。
血尿には2種類の表現があり、自分の目で見て赤いトマトジュースのような色のついた血尿を“肉眼的血尿”といい、見た目では赤くないけれど尿検査で指摘される血尿を“顕微鏡的血尿”といいます。
顕微鏡的血尿は健康診断や検診の結果では尿潜血陽性という結果で判定されます。
顕微鏡的血尿であっても約4人に1人は何かしらの病気があることが多くそのままにしておくと病気の発見が遅れることに繋がります。健康診断や検診で血尿を指摘されたら是非専門科を受診することをお勧めします。
50歳以上の血尿で発見される悪性腫瘍で最も多いものは膀胱がんです。膀胱がんのリスクの高い人は、喫煙習慣のある人が知られています。リスクの高い人では症状のない顕微鏡的血尿であっても積極的に詳しい検査を行うことをお勧めします。膀胱がんに伴う肉眼的血尿は血尿が出現したり、消失したりする間欠的な血尿であり、排尿痛や残尿感などの症状を伴わないことが多いです。
〇 主な症状
血尿には2種類の表現があり、自分の目で見て赤いトマトジュースのような色のついた血尿を“肉眼的血尿”といい、見た目では赤くないけれど尿検査で指摘される血尿を“顕微鏡的血尿”といいます。膀胱がんに伴う肉眼的血尿は血尿が出現したり、消失したりする間欠的な血尿であり、排尿痛や残尿感などの症状を伴わないことが多いです。
治療法について
内視鏡手術
「膀胱がん」は早期で発見されれば、尿道を通す内視鏡手術で根治の可能性が高い病気ですので、症状のない肉眼的血尿を認めた時にはすぐに泌尿器科を受診してください。
担当科の紹介