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病気ガイド
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診療科・部門
前立腺がん・PSA高値前立腺がん
疾患の特徴
50歳を超えた男性は前立腺疾患の出現が多くなります。男性がんの罹患率では「前立腺がん」が1位です。
当院では、
- 問診
- 直腸診(前立腺の硬さを調べます)
- 超音波断層法(前立腺の大きさを客観的に調べます)
- 血液検査(前立腺特異抗原:PSA前立腺がんの可能性を調べます)
により総合診断を行い、適応があれば前立腺生検(腰椎麻酔下に14ケ所以上組織を採取します)を積極的に行い、早期がんの発見に努めています。
〇 主な症状
「前立腺がん」は、採血上の腫瘍マーカーPSAの高値がほとんどで、症状はあまりないのが特徴です。進行すると、血尿や排尿困難、骨転移による痛みなどを生じます。
治療法について
手術療法・放射線療法・内分泌療法・抗がん剤治療
前立腺がんの場合、病期・年齢により様々な治療法があるので、患者様に詳しく説明した上で治療方針を決定しています。
- 手術療法:当院ではダヴィンチシステムを用いた「ロボット支援下前立腺全摘除術」を行っています。(→DaVinchiページへのリンク)
- 放射線治療法:「強度変調放射線治療」を中心に、体への負担の軽い放射線治療を、外来・入院の両方で行っています。(→放射線治療ページへのリンク)
- 内分泌療法:抗男性ホルモン治療として、内服と注射を組み合わせて、外来で治療を行っています。
- 抗がん剤治療:進行した前立腺がんに対しては、外来での治療を中心に抗がん剤治療を行っています。
以上の治療法をよく相談しながら、治療検討します。
ハイドロゲル注入療法
前立腺がん放射線治療前の直腸障害低減を目的としたハイドロゲル挿入療法
前立腺がんの放射線治療は5~65%に直腸障害が発生するとされています。ハイドロゲル挿入療法は、前立腺と直腸の間にハイドロゲル(製品名:SpaceOARシステム)を挿入することにより物理的に前立腺と直腸を離すことによって、直腸への放射線治療の線量を低減させ、放射線治療の直腸障害を減らすことが目的です。麻酔下に挿入するため入院での治療です。
担当科の紹介