病気ガイド
診療科・部門
橋本病
疾患の特徴
「橋本病」は、甲状腺に慢性的な炎症が起きる病気で、慢性甲状腺炎とも呼ばれています。甲状腺機能低下症の原因となりますが、すべての患者さんが機能低下症になるわけではありません。炎症の程度が軽度であれば甲状腺機能は正常であり、炎症が進行すると甲状腺の働きが悪くなり、甲状腺機能低下症となります。甲状腺機能低下症の明らかな症状のある方は橋本病の約10%で、約20%は症状のない軽度の低下症で、残りの約70%は甲状腺機能が正常です。
橋本病は、甲状腺の腫大および甲状腺記自己抗体(抗サイログロブリン抗体:TgAb、抗TPO抗体:TPOAb)の両者あるいはどちらかが高値であることによって診断します。
〇 主な症状
「橋本病」の症状には以下の症状があります。
●疲れやすい
●体が冷え、寒がりになった
●朝起きた時に、顔や手がむくむ
●体重が増加した
●体が重く、だるくて動きたくない
治療法について