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バセドウ病

疾患の特徴

「バセドウ病」は、甲状腺に対する自己抗体(抗TSH受容体抗体:TRAb)が出現し、それが甲状腺を刺激することによって甲状腺ホルモンの分泌が過剰となる病気です。甲状腺腫(甲状腺が全体に腫れるびまん性甲状腺腫)、眼球突出、頻脈が代表的な症状(Merseburg(メルゼブルグ)の三徴)とされますが、3つとも症状が現れない方もいます。甲状腺ホルモンが過剰な状態が続いた場合、心臓に負担がかかって不整脈が起こりやすくなり、心不全に至る場合もあります。

主な症状

「バセドウ病」の症状には以下のような症状があります。
●安静にしているのに動悸がする
●暑がりになり、汗をたくさんかく
●指先が震える
●よく食べているのに痩せてきた
●イライラしやすくなり、落ち着きがなくなった

治療法について
治療法

甲状腺の働きを抑制する薬(抗甲状腺薬)の服用が第一選択です。抗甲状腺薬には、白血球減少症や肝機能障害など、重篤な副作用が起こる場合があるので注意が必要です。内服治療で軽快しない場合や早期の寛解を希望する場合などには、放射線ヨウ素による治療や手術療法が行われます。

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