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急性虫垂炎

疾患の特徴

「急性虫垂炎」は盲腸とつながっている虫垂で感染が起こった病気です。俗に盲腸(もうちょう)と呼ばれています。感染によって虫垂の壁に穴が空くこと(穿孔)があり、穿孔した場合は腹膜炎を起こして重症になります。

主な症状

「急性虫垂炎」の主な症状は腹痛・発熱・嘔吐などですが、病状が進行して腹膜炎を起こすとお腹全体に激しい痛みを生じます。

治療法について
抗菌薬による治療

「急性虫垂炎」の治療法は基本的には手術ですが、炎症が軽度である場合や手術を受ける体力がない場合は抗菌薬と絶食で様子をみることもあります(俗に「散らす」という治療法)。まれに抗菌薬の効果が不十分だと、進行して穿孔する危険性もありますが、大抵の場合は1週間ほどで症状は改善します。

手術

「急性虫垂炎」の手術では開腹手術と腹腔鏡下手術の2種類があり、標準的な所要時間は1-2時間です。診断後すぐに手術をする場合と、抗菌薬を使って症状が落ち着いた段階で手術をする場合があります。当院では腹腔鏡下手術を積極的に行っており、小さな創で低侵襲な手術を心がけております。

担当科の紹介
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