紹介
最適な医療を受けていただくために、各種の装置を使用して診断・治療を行っています。
放射線科をはじめ各診療科から依頼を受けたX線撮影(胸部・腹部・骨・関節など)・CT・MRI・RIの画像は、院内の各部署に配置された画像表示モニタに配信されており、フイルムレスによる環境が整備されています。撮影や治療の業務は、被ばくや撮影技術について専門の国家資格を持った診療放射線技師によって行われています。
コンピュータ断層装置(CT)
このCT装置はX線検出部に256列の検出器を搭載し、短時間で全身や心臓、特定部位の詳細な構造を可視化でき、疾患や損傷の診断に重要な情報を提供します。また、低被曝で高画質な画像を得ることが可能で、得られたデータは多機能な画像処理装置で解析処理を行い3D画像などを作成しています。
血管造影(アンギオ)
血管造影は心臓・腹部血管・下肢動脈などの部位に対してカテーテルを挿入し、検査および治療を行います。装置にはフラットパネルという薄い検出器が装備されているため、より鮮明な画像が得られ、放射線被ばくを低減させることができます。術中は装置の操作、造影剤を使用した撮影、患者さんや医療従事者の被ばく管理を行っています。
核磁気共鳴画像(MRI)
MRIはX線を使用せず、強い磁気と電磁波を利用して体の断面を撮像する検査です。体内の臓器、骨、神経、靱帯などさまざまな部位や、造影剤を使用せず血管の画像を描出することができます。強い磁気を利用するため、体内に金属が入っている方は検査が出来ない場合があります。
放射線治療(ライナック)
放射線治療は高エネルギーのX線や電子線を利用して腫瘍の治癒や痛みの緩和治療ができます。治療部位に正確に照射されるように治療計画装置でシミュレーションし、高精度の治療を行います。治療部位の機能や形態が温存されるので、治療後も社会生活の質を維持することができます。
核医学(RI)
核医学は放射性医薬品を体内に投与して臓器の機能や代謝などを調べる検査です。当院のSPECT-CT装置は、機能・代謝画像に加えて形態画像を融合することによって、より精度の高い検査を行うことができます。また、県内に2施設しかない、放射性ヨウ素による治療のための治療病室を有しています。
バセドウ病アイソトープ治療(甲状腺内用療法)スケジュール
バセドウ病アイソトープ治療(甲状腺内用療法)スケジュール表は、こちらのページよりダウンロード可能です。