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胆のう結石症

腹腔鏡下胆のう摘出術について

 当院では1991年から、いち早く腹腔鏡下胆のう摘出術を導入しました。1年間に120~180件、2023年8月時点で合計6400件の腹腔鏡下胆のう摘出術を行っています。
 胆汁は、肝臓で作られた後、胆管から十二指腸に分泌され、食事中の脂肪分の消化を行います。胆のうは、一時的に胆汁を貯留しておいて、食事をすると収縮して胆汁を十二指腸内に分泌します。「胆のう結石症(胆石、図1)」は、胆のう内で胆汁がよどんで石のように固まり、結石を形成し、痛みや発熱などの症状を引き起こす病気です。症状がある胆石は、手術(腹腔鏡下胆のう摘出術)が推奨されています。
 腹腔鏡下胆のう摘出術は、全身麻酔で行い、まずお腹を二酸化炭素ガスでふくらませ、小さな穴を4個開けてそこから腹腔鏡カメラや手術器具を挿入します(図2)。腹腔鏡カメラの映像をモニターに映し出して、胆のうを切除します。一般の方向けに、手術動画を編集したものを作成しましたのでご覧ください(腹腔鏡下胆のう摘出術 動画)。手術時間は炎症の状態にもよりますが1~2時間程度です。傷が小さいので痛みが少なく(図3)、また早期退院が可能です。
 「胆のうを切除しても大丈夫か?」と心配される方もいると思いますが、胆汁の貯蔵庫がなくなるだけで、問題が起こることはほとんどありません(一時的に下痢になることはあります)。
 当院の2012年~2021年の腹腔鏡下胆のう摘出術1660件における胆管損傷発生率は0.24%(全国平均は0.4%前後)、開腹移行率は0.54%(全国平均は2%前後)であり、全国的に見ても非常に安全に手術を行っています。当院では胆管損傷を防ぐために術中造影(術前に留置したチューブから胆のうや胆管をX線造影する。図4)やICG蛍光観察(インドシアニングリーンと呼ばれる色素を投与し、手術中に胆のうや胆管を描出する。図5)を行っています。
 これからも安全でかつ負担の少ない治療を患者さんに提供していきたいと思います。

 

  • 図1 胆のうや胆管の解剖と胆石スライド1
  • 図2 腹腔鏡下胆のう摘出術のイメージスライド2

 

  • 図3 腹腔鏡下胆のう摘出術のお腹の傷スライド3
  • 図4 術中造影:PTGBD(術前に挿入した胆のうドレナージチューブ)より造影することで胆管や胆のう管が認識でき、胆管損傷を回避し安全な手術ができます。
    スライド4
  • 図5 ICG蛍光観察:PTGBDよりインドシアニングリーン
    を注入することで胆管や胆のう管が光って認識でき、胆管
    損傷を回避し安全な手術ができます。

    スライド5

 

最終更新:2023年9月12日

 

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