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放射線技術部

紹介

放射線技術部は、診療放射線技師16名、助手2名で診療に必要な画像の提供や治療の業務を行っています。放射線科をはじめ各診療科から依頼を受け撮影したX線画像(胸部・腹部・骨・関節などの一般撮影検査・CT検査・MRI検査・RI検査)は、院内の各部署に配置された画像表示用モニタに配信されており、フィルムレスによる環境が整備されています。撮影や治療の業務は、被ばくや撮影技術について専門の国家資格を持った診療放射線技師によって行われています。

X線検査

X線検査は、一般撮影装置3台、X線テレビ装置2台、ポータブル式撮影装置4台、手術室外科用イメージ装置2台を使用しています。これらの装置で撮影した画像はデジタル画像処理を行い、検査目的に応じた画像を各診療科に提供しています。一般撮影装置では胸部や腹部に加え、椎体や四肢の骨・関節などの整形領域の撮影を行っています。X線テレビ装置では、胃や腸の透視検査、ERCPと言われる胆嚢・胆道関係の検査や治療、泌尿器科関係や婦人科関係の造影検査・治療、整形外科関係の整復治療など、幅広く検査・治療を行っています。

 

X線検査 X線検査2

CT検査

CT検査は、64列のMDCTを使用しています。一度に広範囲を短時間で撮影がすることができることから全身の撮影が可能です。造影剤を使用して検査を行うことで、より詳細な情報を得ることができます。また、3D画像解析システムを使用して術前支援画像の提供や診断精度の向上に努めています。

 

CT検査 CT検査2

MRI検査

MRI検査は、磁石と電波を使用した検査です。3テスラのMRI装置を用い、様々な部位の検査を行っています。頭部や腹部、整形領域など多部位の検査ができますが、1度に多部位の検査は長時間を要するため出来ません。2019年6月から新MRI装置を導入し稼働しています。旧MRI装置と比べて装置の開口部が広くなりました。また、検査中に音楽を聴いたり、映像を見ることができ、リラックスして検査を受けていただけます。放射線を使用しないため被ばくはありませんが、非常に強力な磁石を使用しているため、体内・体外を問わず金属類の持ち込みに注意が必要です。検査前に金属がないか問診等で確認させて頂いています。また体内に金属類が入っている場合は、施術先に確認する必要がありますので、申し出ていただくようお願いいたします。安全に検査を受けれるよう、ご協力をお願いいたします。

 

   MRI検査 MRI検査問診票MRI検査注意事項

RI検査

RI検査は、微量の放射線を放出する放射線医薬品を体内に投与して、目的とする臓器や組織に集まったところを、ガンマ線を検出するガンマカメラという装置で撮像します。撮像した情報から、コンピュータを用いて断層像(スペクト画像)作成やデータ解析をします。また、同時にCT撮影を行い、スペクト画像と重ね合わせることで病気の場所を正確に特定することができます。検査は、脳・心臓の血流や全身の骨の状態、甲状腺の機能などを調べるのに有用な検査となっています。施設内に、全国でも数少ないRI治療専門の病室を備えており、放射性医薬品を内服するだけで甲状腺疾患の治療を行うことができます。

 

RI検査 RI検査2

血管造影・IVR

血管造影は、鼠径部(太ももの付け根)や腕の血管からカテーテルと呼ばれる直径約2mmの管を挿入し、造影剤により目的部位の血管を描出して、血管の状態や病変の有無などを調べる検査です。また、放射線診断手技を用いた治療法であるIVRにより、少ない負担で病気の治療を行うことができます。当院では主に、腹部、心臓、上肢・下肢の検査・治療を行っています。使用する血管造影装置は、FPD (Flat Panel Detector) を搭載しており、様々な種類の撮影方法が可能なことから、患者やスタッフの被ばくが少なく診断価値の高い画像を提供することができます。

 

血管造影・IVR

骨塩定量検査

日本骨代謝学会の「骨粗しょう症の診断基準」に適合した装置および測定法に則り、2種類のX線エネルギーを用いたDEXA法(二重エネルギーX線骨吸収計測)により骨密度を測定します。当院では骨粗しょう症による骨折が多い腰椎、大腿骨近位部の2箇所で測定を行っており、検査終了後に解析を行い、結果をお渡ししています。

 

骨塩定量検査

放射線治療

当院の放射線治療は、体の外から放射線をあてる外部照射という方法で行います。使用している医療用ライナックは、応用範囲の広い高エネルギ-X線や性質の異なる高エネルギ-電子線を発生させて治療する装置です。治療を開始する前には、CT装置や治療計画装置を使用して、目的範囲外への放射線を少なくし、有効な治療ができるように精密な計画を行っています。放射線治療は、入院での治療はもちろんのこと通院治療も可能です。治療期間は、病気の状態にもよりますが約2週間から2ヶ月程度となります。

 

放射線治療 放射線治療2

 

検査や治療についてわからないことがありましたら、ご遠慮なく放射線治療科のスタッフにお尋ねください。

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