紹介
皮膚科は2005年6月に新設され,2012年4月からは3人体制で診療を行っています。
総合病院の皮膚科という立場で、各科との連携をとりながら総合的に診察し診断、治療を行うことを目標にしています。また地域医療との連携、病診連携を大事にしていきます。
一般的な皮膚病から膠原病,皮膚腫瘍(できもの)、感染症、外傷、褥瘡まで幅広く対応しています。血液検査や各種画像検査、病理組織検査、アレルギー検査などを中心に、皮膚疾患の的確な診断と原因検索に努め、症状に応じた治療を行うよう心がけています。外来通院では治療が難しい病気や比較的大きな手術など入院治療も行っています。褥瘡など在宅・施設での治療が必要な場合は関連施設と連絡を取りながら往診を行います。基本となる治療をまず行い、さらに治療法の選択肢を広げるという目的で以下の治療,医療機器を導入しています。
Qスイッチアレクサンドライトレーザー(ALEX LAZR:キャンデラ社)
太田母斑、異所性蒙古斑などの青あざ、茶色のシミなどの治療に使用します。対象疾患によって保険の適応が異なりますので、費用などについてはご相談下さい。
炭酸ガス(CO2)レーザー
皮膚の良性のできもの、ホクロなどの治療に使用します。
紫外線療法装置:デルマレイ200(小範囲用)、デルマレイ800(全身用)
紫外線療法を行う機器です。乾癬、掌蹠膿疱症、白斑、脱毛症など治りにくい疾患の治療に重要な役割を果たしています。特にナローバンドUVB療法はここ最近開発された治療法であり、上記の疾患の方に有用です。当科では全身型の機器(デルマレイ800)も導入しています。
巻き爪に対する矯正法
巻き爪、陥入爪の治療は保存的療法と根治を考えた手術療法があります。
症状に応じて治療法を選択しますが、手術をしないで爪の矯正を行うVHO療法・マチワイヤー法を選択できます。
VHO療法・マチワイヤー法についてはこちらのホームページをご参照下さい。
褥瘡診療(予防と治療の教育と実践)
院内の各部署および地域の医療資源と連携し、褥瘡の予防と治療についての教育と診療を行っています。
乾癬診療
生活指導とともに、治療において従来の外用療法、光線療法、内服療法に加え、適応のある患者さんに対して生物学的製剤での治療も行っております。
アトピー性皮膚炎
症状に合わせ、外用療法、光線療法、内服療法、生物学的製剤(注射)での治療を行っています。