古賀総合病院泌尿器科後期臨床研修プログラム
卒後2年間の臨床研修終了後、当院にて泌尿器科専門医研修を行うのを原則とし、一定レベル以上の泌尿器科医を養成する。また希望に応じて、慢性腎不全の管理ならびに透析の研修も行う。具体的な臨床目標としては、専門医研修1年目で内視鏡を含めた外来診察の助手や簡単な手術の助手ができるようになるとともに、入院患者の治療計画を含む通常の病棟業務を指導医のもとにたてることができるようになる。2年目には単独通常の病棟業務及び患者の治療計画をたて、簡単な手術の執刀が指導医の指導の下にできるようになる。3-4年目で外来が単独でできるようになるとともに、内視鏡手術や一般的な泌尿器科手術の助手ならびに執刀を指導医の指導の下にできるようになる。5-6年目で一般的な泌尿器科手術の執刀ができるようになり、難易度の高い手術の助手ができるようになる。7-8年目で難易度の高い手術の執刀ができるようになる。9-10年目で全ての泌尿器科手術の執刀が単独でできるようになる。
到達目標
泌尿器科疾患を有する患者に接した際に、医師として正しい初期診療を行うことができ、さらに専門医と共に当該患者の治療に参加することができるための知識と診療技術を習得する。
基本方針
- 選択プログラムAでは、基本的な泌尿器科的診察法を習得した上で、検尿、尿道分泌物・前立腺液、精液検査、血液生化学検査、内分泌検査、生検、レントゲン検査、ウロダイナミクス検査、内視鏡検査、超音波検査などの検査手技を理解し、CT、MRIの読影法や頻度が高くかつ重要な泌尿器疾患の診断法・治療法を習得する。
- 選択プログラム(B,C)では、泌尿器疾患のより専門的な検査と手術を含む各種の治療に主体的に参加できるように、指導医の下で研修する。
研修内容
- 主な症候を理解して、外来において正確な病歴聴取を行いカルテに記載する。
- 泌尿器および男性生殖器の診察を行う。
- 尿検査、血液検査、内視鏡検査、画像診断、ウロダイナミクス検査などを理解して、鑑別診断の為の検査計画を立案する。
- 主な検査結果を判読して、診断や治療方針を決定する。
- 入院患者に対し必要な術前検査を行い、手術に対するリスクや合併症を予測して、手術療法を計画立案する。
- 泌尿器科における主な開腹手術や内視鏡手術を理解して、助手として指導医と共に手術に参加する。
- 術後患者の管理を行う。
- 尿路変向術などの手術後の患者の生活指導やリハビリテーションを行う。
- 内視鏡的処置、カテーテル挿入、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)などの特殊な処置・治療を行う。
- 泌尿器科領域の感染症に対する抗生物質の全身投与、進行がんに対する化学療法、その他の泌尿器科的疾患に対する輸液療法や薬物療法を行う。
- 指導医と共に当直を行い、泌尿器科的救急疾患の診療に参加する。
- 死亡例については可能な限り剖検を行い、正確な病態の把握と理解に努める。
- 症例検討会において担当患者の診断、病状、治療方針の報告を行い、討議に参加する。
- 医局において行われる抄読会や研究打ち合わせ会、学会招聘講師による講演会などに出席して、泌尿器科領域における最新の知識や今後の研究動向に関する知識を習得する。
教育体制
- 外来では診療担当医と共に外来患者の診断、検査、治療に参加し、指導を受ける。
- 病棟では指導医とペアになって入院患者の診療に参加し、指導を受ける。
- 症例検討会において、担当入院患者の診断・治療方針の報告を行い、討議に参加する。
- 部長回診に参加し、担当入院患者の病状説明を行い、診断、治療方針についての指導を受ける。
- 指導医と共に当直し、入院患者や外来救急疾患の診療の指導を受ける。
- 医局において行われる抄読会や基礎的知識、手技に関する勉強会に参加し、知識の向上に努める。
- 学外招聘講師による講演会に参加し、最新の知識の習得を行う。









