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病院指標

医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

年齢階級別退院患者数

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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 134 41 173 512 380 478 1054 1005 879 169

【解説】

当院では、60歳代をピークに70歳以上の高齢な患者さんが多いのは、地域特性でもあり、地域包括ケアを担う病院の特性でもあり、例年の傾向であると思われます。加齢とともに一つの疾患だけでなく、複数の疾患を抱えることも多く、今後もこの傾向は続くことが考えられます。一方、年齢別入院患者数の特徴として、10歳未満の患者のうち98%は当院の産科で産まれた低体重児や新生児黄疸のベビーが占めています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)


内科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
180040xx01x0xx 手術・処置等の合併症 内シャント又は外シャント設置術等 手術・処置等2なし 62 11.18 12.65 3.23% 72.26
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 57 22.16 17.95 12.28% 79.46
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 44 17.91 21.25 15.91% 82.59
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等2なし 37 8.46 9.02 0.00% 69.43
110280xx02x1xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等21あり 36 38.33 37.06 8.33% 73.08

【解説】
【内シャント又は外シャント設置術等】【慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術】当院は平成12年より「腎センター」を構えており、現在では県内でも有数の血液透析・腹膜透析施設となっております。このため、当院では腎臓疾患により血液透析が必要になる患者さんへの血液透析の準備のための手術(シャント作成術)や、血液透析をすでに行っている患者さんのシャントのトラブル(感染症や閉塞など)への治療を、開業医の先生方からのご紹介も含め、多く受け入れて治療を行っております。

【心不全】何らかの原因により心臓がうまく機能せず、身体に血液、ひいては酸素を届けることが出来なくなる状態を心不全と言います。急に心臓の病気が起きてしまう場合や、元々心臓が弱いところにいろいろな原因(たとえば風邪を引いたり、お薬を飲み忘れてしまったり)により心臓に負担がかかり起きてしまいます。当院では循環器専門医が複数名常勤しており、専門的な治療を行っております。

【誤嚥性肺炎】食べ物や飲物、唾液などが誤って気管から肺に入ってしまい起きる肺炎の事を誤嚥性肺炎と言います。年齢を重ねたり、脳梗塞などの病気により飲み込む力が落ちてしまうと起こしやすくなります。当院では、神経内科専門医と「言語聴覚士」と呼ばれる専門スタッフにより飲み込む様子の検査や訓練を行うことができるため、肺炎の治療を行いつつも再び口から食事が摂れるようになるための訓練を並行して行っております。

【胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ粘膜切除術】これは、胃癌をいわゆる「お腹をあける手術」では無く、口から入れる内視鏡(いわゆる「胃カメラ」)により切除する治療です。近年は内視鏡が広く行われるようになり、胃癌が早期の段階で発見されることが多くなってきております。身体への負担が少ない治療法ですが、高度な判断や技術を要します。当院では消化器内科専門医が外科医や放射線科医らと協力し、どのような症例に内視鏡治療を行うべきか、外科手術を行うべきか相談しながら治療を行っております。


外科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 128 6.73 6.28 0.00% 58.05
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 68 12.06 11.06 4.41% 78.26
100020xx01x0xx 甲状腺の悪性腫瘍 甲状腺悪性腫瘍手術 切除等 手術・処置等2なし 54 9.96 9.27 0.00% 54.09
060020xx02x0xx 胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 34 18.24 17.65 0.00% 64.76
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 30 17.97 15.92 6.67% 66.60

【解説】
当院では日本人に多いとされる胃癌、大腸癌の患者さんを含め消化器全般の疾患を多く扱っています。特に早期胃癌、大腸癌の症例に関してはほぼ全例に鏡視下手術を適用しているほか、進行胃癌、肝胆膵悪性腫瘍に対しても積極的な手術治療を行っています。また切除不能・再発癌に対しても、全身化学療法を中心とした抗癌治療を積極的に行っており、その治療効果によっては手術治療への移行も考慮しています。胆嚢、胆管結石症は消化器疾患の中ではもっともポピュラーな疾患で、内視鏡手術を標準治療とし、高い完遂率と安全性(開腹移行率0.006%)で行っています。甲状腺疾患は日本人女性に多い疾患ですが、当院では県下でも有数の手術件数を誇り、内分泌内科と協働して治療にあたっています。


泌尿器科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
110420xx97xx0x 水腎症(その他) その他の手術あり 副傷病なし 55 2.53 5.33 5.45% 69.40
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 52 5.63 7.44 0.00% 76.63
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術 14 9.21 9.98 0.00% 71.71
110080xx01x0xx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 12 15.50 13.39 0.00% 65.17
110080xx99030x 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等23あり 副傷病なし 15.07

【解説】

前年同様、水腎症に対する、尿管ステント・腎瘻等が多いです(当科疾患、外科疾患、婦人科疾患、血液内科疾患の抗癌剤治療での延命率の延長に伴い)。次いで膀胱癌に関しては生検も含め、再発症例がいるので症例が多くなります。以降は前立腺肥大症の内視鏡手術、前立腺癌の全摘術、放射線治療、抗癌剤目的の入院が多いです。前立腺生検が年間200件以上あり、毎年前立腺癌が100人程度増えており、前立腺癌のフォロー患者が増えております。それに伴い前立腺がんの治療(手術、放射線、抗癌剤治療)は継続して多いですが、治療の分散化(重粒子線治療、ロボット補助下手術等は紹介)により件数は横ばいです。経尿道手術がメインですが、体外衝撃波もありますので結石の治療も継続して行っております。

婦人科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 91 8.97 9.88 0.00% 33.62
120200xx99xxxx 妊娠中の糖尿病 手術なし 69 9.19 6.05 0.00% 35.52
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 49 10.33 10.05 0.00% 41.55
120170xx99x0xx 早産、切迫早産 手術なし 手術・処置等2なし 38 38.47 20.79 7.89% 31.63
120110xx02xxxx 子宮・子宮附属器の炎症性疾患 骨盤腹膜外膿瘍切開排膿術等 28 5.54 9.88 0.00% 33.43

【解説】
当院は、地域周産期センターとして認定されており、ハイリスク妊娠の妊娠・分娩管理を行っています。切迫早産・双胎や甲状腺疾患・糖尿病・妊娠糖尿病などの合併症妊娠の管理を多数行っています。またセミオープン方式をとっており、無床産婦人科クリニックと連携をとりローリスク分娩も行っています。

また、一般不妊治療から体外受精、顕微授精など高度生殖補助医療を行えるセンターを有し、卵から赤ちゃんまでをモットーに系統的な治療を行っています。


皮膚科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
080011xx99xxxx 急性膿皮症 手術なし 29 13.34 11.97 0.00% 69.83
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし 22 6.00 4.28 0.00% 44.36
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 20 11.75 8.96 5.00% 77.25
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし 14 8.64 8.78 0.00% 82.14
100100xx99x0xx 糖尿病足病変 手術なし 手術・処置等2なし 13 23.23 23.37 7.69% 75.46

【解説】
当院の皮膚科では蜂窩織炎や軟部組織感染症などの急性感染症,入院管理が必要な腫瘍の手術,帯状疱疹や糖尿病の合併症である足病変の治療を多くおこなっています


整形外科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用
パス
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 副傷病なし 11 36.91 20.57 0.00% 83.36
160800xx99xx0x 股関節大腿近位骨折 手術なし 副傷病なし 15.97
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 27.63
07040xxx99xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 手術なし 12.41
160610xx97xxxx 四肢筋腱損傷 その他の手術あり 10.04

【解説】
当院整形外科は医師一人体制のため、手術症例はほとんどなく、保存療法で対応可能な疾患が中心となります。超高齢化社会となって骨粗鬆症患者が増えているため、脊椎圧迫骨折症例が多くなっております。また、大腿骨近位部骨折症例も多くなっておりますが、ほとんどが他院で手術施行後のリハビリ継続目的での入院となっております。平均在院日数が全国平均と比べてかなり長くなっておりますが、移動能力の低下した高齢者では自宅退院に結びつかない、合併症が多くて受け入れ先が見つからない、などがその原因と思われます。


耳鼻咽喉科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用
パス
030425xx97xxxx 聴覚の障害(その他) 手術あり 32 4.94 8.99 0.00% 60.75
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 8.12
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 5.50
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 7.47
03001xxx01000x 頭頸部悪性腫瘍 頸部悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 14.06

【解説】
眩暈と急性感音難聴の診断と手術治療を行っています。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 75 13 28 60 12 13 1 7
大腸癌 13 29 31 57 34 30 1 7
乳癌
肺癌
肝癌 19 1 7

※1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

【解説】
当院では消化器癌を積極的に治療しており、胃癌、大腸癌、肝癌の順に症例が多くなっています。昨年に比べて、肝癌の症例が増えています。特に従来の開腹手術だけでなく、早期胃癌、早期大腸癌では内視鏡的治療および腹腔鏡手術を積極的に行っているため、StageⅠ症例が比較的多くなっています。また遠隔転移などを有するStageⅣ症例に対しても全身化学療法と手術療法を組み合わせた集学的治療を諦めず行っているため、数が多くなっています。肝癌はもともと早期癌の割合が少ない癌であるため、治療対象症例にStageⅡ期以降の症例が多くなっています。当院では積極的な抗癌剤治療だけではなく、StageⅣの患者さんを対象としてQOLを考慮した緩和ケア、在宅ケア等も積極的に行っております。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

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患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 17 11.82 53.14
中等症 37 16.38 78.59
重症 14 17.64 80.00
超重症
不明

【解説】
成人市中肺炎とは、普通の社会生活を送っている中で発症した大人の肺炎を意味します。当院の成人市中肺炎による入院患者さんの特徴は、軽症から中等症の高齢者肺炎が多いことです。患者さんが高齢であるほど、肺炎の重症度が増す傾向を認めています。

脳梗塞のICD10別患者数等

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ICD10 傷病名 発症日
から
患者数 平均
在院
日数
平均
年齢
転院率
G45$ 一過性脳虚血発作及び関連症候群 3日以内
その他
G46$ 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 3日以内
その他
I63$ 脳梗塞 3日以内 13 26.85 81.62 30.43%
その他 10 28.10 74.80
13.04%
I65$ 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に
至らなかったもの
3日以内
その他
I66$ 脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に
至らなかったもの
3日以内
その他
I675 もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> 3日以内
その他
I679 脳血管疾患,詳細不明 3日以内
その他

【解説】
当院では、脳梗塞急性期における血栓溶解療法は行っていないため、脳梗塞急性期の患者さんの入院は多くありません。また当院には脳神経外科がありませんので、脳外科治療の対象になりそうな脳血管疾患の患者さんは少ない状況です。しかし、脳梗塞後のリハビリや嚥下訓練を積極的に行い、在院日数は昨年と比較して短縮傾向になっています。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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内科


Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均
年齢
患者用
パス
K610-3 内シャント又は外シャント設置術 100 6.37 12.00 4.00% 70.98
K654 内視鏡的消化管止血術 45 2.20 14.13 4.44% 68.36
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 39 4.31 4.85 0.00% 65.54
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 37 0.38 7.08 0.00% 69.43
K6147 血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈) 20 3.35 15.70 5.00% 72.85

【解説】

当院は、腎センターを併設しており、血液透析患者のブラッドアクセス手術(プライマリーからトラブル例を含む)を行っています。

消化器内科では、通常の検査として胃カメラ、大腸カメラ、超音波内視鏡(EUS)、小腸カプセル内視鏡などの各種検査を行っています。治療では内視鏡下粘膜下層剥離術(ESD)・内視鏡下粘膜切除術(EMR)、内視鏡下ポリープ切除術(ポリペクトミー)(上部・下部)、内視鏡下止血術(上部・下部)、内視鏡下バルーン拡張術、ステント挿入(上部・下部)イレウス管挿入術(経肛門的、経鼻)などを行っています。なかでも早期癌(食道癌、胃癌、大腸癌)に対する胃カメラ、大腸カメラによる治療を積極的に行っています。消化管止血等の緊急内視鏡検査に対しては24時間オンコール体制をとっており、緊急時には夜間でも内視鏡検査が可能です。感染対策は日本内視鏡学会ガイドラインに則って洗浄・消毒しています。ディスポーザブルの器具の導入も考慮し、感染対策には力を入れております。

外科


Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均年齢 患者用
パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 148 2.14 4.66 0.68% 58.67
K6335 鼠径ヘルニア手術 80 1.19 3.23 0.00% 68.70
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 42 3.29 16.10 4.76% 68.69
K4631 甲状腺悪性腫瘍手術(切除) 40 1.35 5.50 0.00% 54.28
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 32 5.91 11.22 18.75% 78.81

【解説】
腹腔鏡下胆嚢摘出術を筆頭に大腸癌、胃癌などの鏡視下手術を積極的に行っています。特に腹腔鏡下胆嚢摘出術は県内でも早い時期から施行しており、以来その件数は5400にのぼり(2017年9月現在)、高い完遂率と安全性(開腹移行率0.006%)で行っています。大腸癌に対する腹腔鏡下結腸切除術は3Dカメラの導入、ハイボリュームセンターからの技術指導により、確実で安全な手術を行っています。甲状腺手術も多く、根治性と美容性を両立した手術を心がけています。良性および悪性胆道疾患(胆管結石や胆管癌など)では閉塞性黄疸、急性胆管炎などを来し、迅速な内視鏡的処置が必要なことがありますが、当院では他院からの紹介も多く、積極的に手がけています。鼡径ヘルニアは比較的ポピュラーな疾患で、当院でも多くの手術を短期入院で行っています。


泌尿器科


Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均
年齢
患者用
パス
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 66 0.18 2.67 6.06% 69.70
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(その他のもの) 52 0.65 3.98 0.00% 76.63
K8412 経尿道的前立腺手術(その他) 14 0.36 7.86 0.00% 71.71
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術 13 5.54 1.46 0.00% 55.31
K843 前立腺悪性腫瘍手術 11 1.73 13.64 0.00% 64.91

【解説】

前年同様、水腎症に対する、尿管ステント・腎瘻等が多いです(当科疾患、外科疾患、婦人科疾患、血液内科疾患の抗癌剤治療での延命率の延長に伴い)。次いで膀胱癌に関しては生検も含め、再発症例がいるので症例が多くなります。以降は前立腺肥大症の内視鏡手術、尿路結石による衝撃波治療、前立腺癌の全摘術が多いです。

婦人科


Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均
年齢
患者用
パス
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 89 5.24 6.22 0.00% 33.88
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 46 8.98 6.57 0.00% 34.24
K877 子宮全摘術 34 1.00 8.03 0.00% 48.97
K867 子宮頸部(腟部)切除術 29 1.00 1.28 0.00% 41.66
K8721 子宮筋腫摘出(核出)術(腹式) 28 1.61 8.43 0.00% 37.75

【解説】
当院は、地域周産期センターとして認定されており、ハイリスク妊娠の管理分娩を行っていることで多くの帝王切開を行っています。また高度生殖医療センターもあり、不妊症患者を含む、卵巣腫瘍・子宮内膜症・子宮付属器癒着・卵管留水症・子宮筋腫に対する腹腔鏡手術や粘膜下子宮筋腫・子宮内膜ポリープに対する子宮鏡下手術も多数行っています。


皮膚科


Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均
年齢
患者用
パス
K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満) 12 0.67 4.00 0.00% 62.67
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満) 11 2.27 3.18 9.09% 54.45
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(肩,上腕,前腕,大腿,下腿,躯幹) 10 0.60 5.50 0.00% 53.60
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除)
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満)

【解説】

手術療法だけで完治できそうな良性腫瘍,早期の皮膚がんなどを中心に手術をおこなっています.通院が困難な患者さんや,術後の安静やしっかりとした術後管理が必要な手術例では入院での管理をしています.

整形外科


Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均
年齢
患者用
パス
K037-2 アキレス腱断裂手術
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿)
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(肩,上腕,前腕,大腿,下腿,躯幹)
K0462 骨折観血的手術(前腕,下腿,手舟状骨)
K0463 骨折観血的手術(鎖骨,膝蓋骨,手(舟状骨を除く),足,指(手,足)その他)

【解説】一人で実施可能な手術しか行えないため、症例数は少なくなっております。術後も当院で診ていくことを心がけているため、転院率は0となっております。

耳鼻咽喉科


Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均年齢 患者用
パス
K327 内耳窓閉鎖術 27 0.59 3.67 0.00% 60.52
K3772 口蓋扁桃手術(摘出)
K301 鼓室開放術
K340-4 内視鏡下鼻・副鼻腔手術2型(副鼻腔単洞手術)
K319 鼓室形成手術

【解説】
眩暈と急性感音難聴の原因が外リンパ瘻であり、保存的治療で治らない症例に、内耳窓閉鎖術を行っています。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 11 0.23%
異なる 28 0.58%
180010 敗血症 同一 19 0.39%
異なる 15 0.31%
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一 116 2.40%
異なる

【解説】
「播種性血管内凝固」とは、感染症や癌、血液疾患などの種々の基礎疾患により全身性に血液凝固系の亢進をきたし、微小血管に血栓という血液の塊を形成して臓器障害を起こし、一方では凝固因子や血小板の消費により、出血症状を呈する症候群のことを言います。非常に重篤な状態になります。
「敗血症」とは、感染に対する制御不能な生体反応によって引き起こされる重篤な臓器障害のことを言います。
これらの「播種性血管内凝固」や「敗血症」の診断で当院に入院となる患者さんと入院後にこれらの診断がついた患者さん、さらには重症感染症や免疫低下状態、悪性疾患の患者さんで、種々の治療にもかかわらず病状が悪化してこれらの病態を呈するようなこともあります。
その他の中で最も目立つのは、「手術・術後の合併症」ですが、112例の患者さんはもともと手術・術後の合併症に対する治療目的に当院に紹介入院となった患者さんです。当院では透析診療も行っており、透析患者さんの動静脈シャント作成を数多く手掛けています。他院で慢性透析中の患者さんのシャント血管が閉塞や狭窄して準緊急的にシャントの再作成や狭窄解除のための紹介を受けた患者さんがこの中のほとんどを占めています。一方、4例が当院で行った手術・術後の合併症に相当すると考えられるもので、内視鏡的ポリープ切除術を含む術後出血3例と術後の縫合不全1例が含まれています。

 

 

更新履歴
平成29年9月28日

 

 

 

 

デバッグ情報 てすと
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