- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 125 | 33 | 181 | 424 | 368 | 352 | 820 | 1420 | 1000 | 326 |
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
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内科
在院日数
(自院)
在院日数
(全国)
・胃カメラ・大腸カメラによる検査
最新の内視鏡システムを用いて詳しく検査を行います。
・ピロリ菌の診断・除菌
ピロリ菌は胃癌をはじめ様々な疾患のリスクだけでなく、胃・十二指腸潰瘍、リンパ腫など様々な病気の原因となります。
感染が確認されれば抗生剤を用いた1週間の内服治療で除菌を行います。
早期に発見された食道癌、胃癌、大腸癌は腹部を切らずにカメラによる治療で治癒が期待できます。大腸のポリープ切除も行
っています。
・カプセル内視鏡
小腸病変を検索する検査です。小さなカプセルの中の超小型カメラで小腸病変を検索します。
・炎症性腸疾患
ひどい下痢や腹痛、血便が続く場合には炎症性腸疾患を疑う必要があります。大腸カメラ、レントゲン検査や血液検査などで
診断を行い、症状に応じて治療を行います。
【循環器内科】
・心不全
生活習慣の欧米化に伴う虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症など)の増加や高齢化による高血圧や弁膜症の増加などにより、心
不全の患者さんが急増しています。また高齢者の心不全の半数は、収縮力が保たれているにもかかわらず、左心室が硬くて広
がりにくいために、心不全症状を呈する「拡張機能不全」というタイプの心不全であることが分かってきました。主な症状は
息切れ、身体のだるさ、食欲低下、呼吸困難感、むくみなどです。当院では血液検査や心電図、胸部レントゲン検査のほかに
心臓エコー検査、CT・MRI検査、ラジオアイソトープを用いた心筋シンチ検査、カテーテル検査を行うことが可能で、個々の
心不全の原因を調べ、その原因に応じた薬物治療、必要時にはカテーテル治療やペースメーカー治療を行っています。
・狭心症
近年、糖尿病・高血圧症・高コレステロール血症などがある方の虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)が増加の一途をたどって
います。当院では2021年度より冠動脈の疾患に対するカテーテル検査や治療を積極的に行っています。カテーテル検査や治
療は可能であれば手首の動脈より施行しています。
【腎臓内科】
慢性腎臓病(慢性糸球体腎炎)の精査・加療(腎生検を含めて)を積極的に行っております。
外科
在院日数
(自院)
在院日数
(全国)
泌尿器科
在院日数
(自院)
在院日数
(全国)
入院患者数としては前立腺生検や経尿道的手術が主ですが、膀胱出血に対する手術も行っております。
また、体外衝撃波による尿管結石の治療も外来通院で行っております。
婦人科
在院日数
(自院)
在院日数
(全国)
セミオープン形式により、無床産婦人科クリニックと連携したローリスク分娩も行っています。
一般不妊治療から体外受精、顕微授精など高度生殖医療を行えるセンターを有し、卵から赤ちゃんまでをモットーに系統的な治療を行っています。
近年、新型コロナウイルス感染症の増加に伴い入院管理、分娩管理、オンライン診療を行っております。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
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基準(※)
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
当院では積極的な抗癌剤治療だけでなく、StageⅣの患者さんを対象としてQOLを考慮した緩和ケア、在宅ケアなども積極的に行っております。
また、当院では乳癌や肺癌の症例は少ないです。
成人市中肺炎の重症度別患者数等
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在院日数
脳梗塞の患者数等
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診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
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内科
術前日数
術後日数
内視鏡室にて胃カメラ、大腸カメラ、内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)、超音波内視鏡(EUS)、小腸カプセル内
視鏡などの各種検査を行っています。治療では内視鏡下粘膜下層剥離術(ESD)・内視鏡下粘膜切除術(EMR)、内視鏡
下ポリープ切除術(ポリペクトミー(上部・下部))、内視鏡下止血術(上部・下部)、内視鏡下バルーン拡張術、内視鏡的
乳頭切開術(EST)、内視鏡的胆道ステント留置術(ERBD)、内視鏡的経鼻胆管ドレナージ術(ENBD)、ステント
癌)挿入(上部・下部胆管)イレウス管挿入術(経肛門的、経鼻)などを行っています。なかでも早期癌(食道癌、胃癌、大
腸に対する胃カメラ、大腸カメラによる治療を積極的に行っています。緊急性が高い内視鏡的処置が必要な、消化管止血、胆
管炎などに対しては緊急時には夜間でも内視鏡検査が可能です。なお、検査器具については日本内視鏡学会ガイドラインに則
って洗浄・消毒し、特にディスポーザブルの器具の導入も考慮し、感染対策には力を入れております。
・末梢動静脈瘻造設術、内シャント造設術
当院は腎センターを併設しており、血液透析患者のブラッドアクセス手術(プライマリーからトラブル例を含む)を行ってい
ます。
・経皮的冠動脈ステント留置術
循環器内科では、冠動脈の狭窄や閉塞が原因で発症する狭心症や心筋梗塞に対し経皮的冠動脈形成術(ステント留置術)を行
っています。手首の動脈から細い管(カテーテル)を心臓まで挿入し、冠動脈内部を血管内超音波や光干渉断層法で観察し
て、冠動脈内のプラークの状態に応じたステントの留置を行っています。手術は局所麻酔で行うため、術後すぐ動くことがで
き、2日目に退院する事が可能です。
外科
術前日数
術後日数
甲状腺に対しては甲状腺専門外来を創設し、内科・外科が連携して診断・治療を多く手掛けています。
鼠径ヘルニアは非常にポピュラーな疾患ですが、近年再度腹腔鏡下手術も行っており、従来の下半身麻酔による前方アプローチと共に短期間で患者さんのニーズに応じた治療が可能です。
泌尿器科
術前日数
術後日数
婦人科
術前日数
術後日数
卵巣腫瘍・子宮内膜症・子宮付属器癒着・卵管留水症・子宮筋腫に対する腹腔鏡下手術や粘膜下子宮筋腫・子宮内膜ポリープに対する子宮鏡下手術、子宮頚管縫縮術、子宮脱手術、手動真空吸引法を用いた流産手術も行っております。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
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「敗血症」とは、感染に対する制御不能な生体反応によって引き起こされる重篤な臓器障害のことを言います。前年と比較して敗血症の症例は減少しています。
「播種性血管内凝固」や「敗血症」の診断で当院に入院となる患者さんや、入院後にこれらの診断がついた患者さん、さらには重症感染症や免疫低下状態、悪性疾患の患者さんの中には、種々の治療を行ったにも関わらず病状が悪化してこの病態を呈するようなこともあります。
「手術・処置等の合併症」には、昨年同様もともと手術・術後の合併症に対する治療目的に当院に紹介入院となった患者さんが大半を占めています。特に当院透析診療では透析患者さんの動静脈シャント作成を数多く手掛けており、他院で慢性透析中の患者さんのシャント血管が閉塞や狭窄して準緊急的にシャントの再作成や狭窄解除のための紹介を受けた患者さんがこの中のほとんどを占めています。症例数は前年に比べ減少しています。
2023年9月29日